旧構想と新計画の違いは?

古くから続く道幅の狭い駅周辺道路を自動車・自転車・歩行者が輻輳する現状に、多くの人が安全対策を求めてきました。幾多の紆余曲折を経てまとめられた旧構想(入曽駅東口市街地開発事業)は、東口の6.9ヘクタールのうち北側の4ヘクタールを優先し、駅前広場や道路などを整備する計画でした。しかし、それでもすべての地権者との調整は完了せず、平成25年(2013年)に狭山市は東口の開発を断念しました[1]

今回、市が進める入曽駅周辺整備事業は、平成30年度(2018年度)に新たに始められたものです。以前の構想より用地面積を減らしましたが、橋上駅舎化が具体化して現在の改札口を撤去することとし、さらに今までなかった東西自由通路や西口の整備が追加されました

旧構想と新計画の事業対象の違い

事業を構成する5要素とは?

狭山市が進める入曽駅周辺整備事業は、大きく分けて

  • 東西の駅前広場の整備
  • アクセス道路の整備と一部道路の拡幅
  • 東西自由通路の整備
  • 入曽駅の橋上駅舎化
  • 複合商業施設(イオンそよら)の誘致

の5つの要素から構成されています。

5つの要素から構成される入曽駅周辺整備事業の全体像。計画は令和4年(2022年)4月現在のもの

入曽駅周辺整備事業には、この5つの要素以外にも、雨水処理対策や地権者向けの土地利用(B街区)、2か所の公園整備等が含まれています。

出典

  1. 狭山市議会平成25年第2回定例会一般質問http://sayama.gijiroku.com/voices/g08v_view.asp?Sflg=11&FYY=2013&TYY=2013
  2. 狭山市議会令和3年第3回定例会一般質問https://www.city.sayama.saitama.jp/gikai/teireikai/kakonoteireirinji/shitumonR3_3.html
  3. 狭山市議会令和3年第1回定例会一般質問https://www.city.sayama.saitama.jp/gikai/teireikai/kakonoteireirinji/shitumonR3_1.html

最新の情報が必要な方は、狭山市のwebサイト「入曽駅周辺整備事業 」もあわせてご覧ください。