特集 教えて議員さん!一問一答

5.住民参加・情報提供のあり方

基本計画の書類の写真

情報提供について

5-1.
昨年9月議会・建設環境委員会で全委員が「市民への情報提供が質・量とも不十分で改善が必要」と結論付けました。その後の市の対応はメリットのみならず、デメリットについても説明するなど改善されたと思いますか。また、みなさんが思う改善案があれば教えて下さい。<選択式(はい/いいえ)-その理由:記述式>

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田中寿夫いいえ【その理由】
 昨年9月議会・建設環境委員会で全員が「市民への情報提供が質・量とも不十分で改善が必要」と結論づけた。ことについて、現在に至っても所属委員会委員はともかく、議会全体に周知する通知や全員協議会でも説明がなく、改善がされた状況とは言えない。

【改善策(もしお考えであれば)】
 議会内での議員の意思疎通は会派内のコミュニケーションだけであり、十分な時間が取れない。また、建設委員会の会議資料は電子媒体で議員個人に送付されるが、資料だけでは理解ができない部分が多く、詳細な説明を要すること。疑問点の質疑ができないことなど不備な要素を取り除く必要がある。
時には全員協議会を利用した説明会を行うことも必要である。
衣川千代子いいえ【その理由】
・住民向けの説明会は、開かれていない

【改善策(もしお考えであれば)】
・市民団体からは署名提出があるし、市民の声などでも見直しをという要望がある。住民同士の意見を聞く説明会を開くべきと思います
大沢えみ子いいえ【その理由】
・市からの一方的な説明ではなく、住民自身が参加できる場が必要だと考え、議員団でも主張していますが、実現されていません。

【改善策(もしお考えであれば)】
・初回同様、各自治会単位での個別説明会のほか、入曽地域交流センターなどで、一同に会して様々な意見を交わせる場の設定が必要だと考えます。
猪股嘉直いいえ【その理由】
当初の計画は入曽駅の東西とも「区画整理事業」で行うと住民説明をしていたが、その後西口については、道路事業等に変更した。重大な変更であるのに、再三の再度説明会をことごとく無視している。

【改善策(もしお考えであれば)】
市は「広報やHPで知らせている」の一点張りだが、市民が求めているのは、市民が自由に質問できる環境を整えての説明が必要。一人の市民は、行政に対して弱いため、バックに同意見を持つ住民がいれば、安心して堂々と質問したり、意見を言える。そういう環境での説明会を行うべき。
会派としての回答:公明
(綿貫伸子・広山清志・加賀谷勉・齋藤誠)
【その理由】
委員会は「情報提供が質・量とも不十分」としているものであり、その解決にはメリット、デメリットを説明せよという結論ではなかったと思います。そのような考えでは、メリット、デメリットの説明があれば、情報提供が完了します。市民が事業を十分理解できる、継続的な情報提供を求めたものと考えます。
会派としての回答:はつらつ創造
(金子広和・西塚和音・大島政教・中村正義)
【その理由】
執行部からの説明が不足している。
会派としての回答:改進
(三浦和也・笹本英輔・福田正・太田博希)
改善された【その理由】
本年4月に「いいりそうのまち 狭山市入曽」のパンフレットが作成され、入曽地区内への回覧と入曽駅構内への掲示が行われた。パンフレットと同様の内容が広報さやま7月号に掲載された。
また、本年6月定例会の一般質問において、入間小学校跡地に入曽駅周辺整備事業の完成後の様子がイメージしやすい看板の設置を検討していることや、自治会掲示板への事業周知ポスターの掲示の実施に向けて調整を図っていきたい、との答弁があった。

狭山市が市民に配布したパンフレット「入曽安全整備計画 4つのポイント」についてお伺いします。開発後の駅前道路の予想図(写真)は狭山市駅周辺を映したものです。また、ケヤキは伐採予定ですが、イオンそよら入曽にケヤキとほぼ同じ方角に樹木が茂るイラストが掲載されています(広報7月号も同様)。

5-2.
これは市民に誤解を招くものだと思いませんか?<選択式(はい/いいえ)-その理由:記述式>

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田中寿夫はい。
思います。
 予想図はケヤキを残すことを前提に仕上げられていると考えます。イオンに対して真偽を確認してみては?
衣川千代子はい・パンフレットみました。あの木は、ケヤキと思ってスルーしていましたが、そうでなかったと改めて見直しました。ケヤキは伐根と聞いていたにも関わらずです。
大沢えみ子はい・パンフレットを拝見させていただきましたが、明らかに狭山市駅周辺の画像で、あたかも入曽駅前の停車場線がこのように拡幅されるかのような印象を受けます。正確な情報提供が必要です。
猪股嘉直はい住民に情報をきちんと提供しようという真摯な姿勢が見えない。間違った情報を提供し、市の都合のいい方に誘導しようという意図があるように思える。
会派としての回答:公明
(綿貫伸子・広山清志・加賀谷勉・齋藤誠)
いいえ
思いません。
パンフレットの画像はイメージです、と断り書があります。
会派としての回答:はつらつ創造
(金子広和・西塚和音・大島政教・中村正義)
会派としての回答:改進
(三浦和也・笹本英輔・福田正・太田博希)
誤解を招くとは思わない。パンフレットには「画像はイメージです」と明記されている。

住民参加

5-3.
入曽地区34000人余りの内、自治会説明会で508人81%の人が入曽駅周辺整備事業の方向性に賛同したとしていますが、合意を得るには十分だと思いますか?(約1カ月で集めた署名数732名を下回る人数です。)<選択式(はい/いいえ)-その理由:記述式>

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田中寿夫いいえ 参加者は入曽駅周辺整備事業には賛成であっても、橋上駅舎化や自由通路に狭山市負担で多額の税金を投入することに賛成したわけではない。説明会の時点で、これからの整備事業にあたって市民の意向を聞く機会だと認識して賛成していたのであって、市が開示した計画にもろ手を挙げて賛成したわけではない。
 ちなみに説明会当日には、旧改札口は残してほしい、渋滞解消、雨水処理などたくさんの要望が出されていたことや、最終的に集計したデータの基礎資料が公文書として残っておらず、数字が捏造されていないとは断定できない。
 市民の意向を調査するのであれば、時間をかけて広範囲に意見を求めるのが重要であり、十分な質疑時間のないたった1回の説明会で住民の81%が賛成しているとした狭山市の統計手法が市民の意向に沿ったものではないことが明らかである。
衣川千代子いいえ・説明会当時は、大枠しか説明されていない。詳細と予算は説明されていなかったとのこと。この中で賛否を問われ、入曽駅周辺が良くなるんだったらということで「賛成した」と聞きました。これをもって「賛同を得た」というのは無謀でしょう。
大沢えみ子いいえ・自治会説明会に参加された方からもお話を伺いましたが、説明会では大枠の内容しか説明されておらず、(入曽駅周辺を安全にするため開発をします、と言われたらだけなら私でも賛成します)詳細や、予算規模などは示されなかったと聞いています。しかも、当時、その場で唐突に賛否の評決を求められたと聞いており、とても「現計画に8割賛成」の根拠とは言えないと思います。
猪股嘉直いいえ508人は入曽地区の住民の1.5%で、その81%は約411人。411人が入曽駅周辺整備事業を大賛成と言ってもそれは、入曽地区住民の1.2%に過ぎない。加えて、この方たちが、入曽事業の全体をいいとしているわけではない。
会派としての回答:公明
(綿貫伸子・広山清志・加賀谷勉・齋藤誠)
はい基本的には合意は取れたと考えます。
事業の説明の手法として間違ってはいません。
ただし反対の方の意見も集約し、説明 が必要かと思います。
カッコ内の数値は参考にしづらいです。
説明したけど署名しなかった(つまり賛成の方)が何人いるのか?説明もデメリットだけを説明して、メリットや、全体像を説明しているのか不明です。
そのような状況で732人の署名を判断材料にすることは困難です。
会派としての回答:はつらつ創造
(金子広和・西塚和音・大島政教・中村正義)
会派としての回答:改進
(三浦和也・笹本英輔・福田正・太田博希)
質問が不適切である。民意には様々なものがある。自治会説明会での住民意思も民意であり、貴団体の署名も民意であり、また、平成27年や令和元年の市長選挙や市議会議員選挙の選挙結果も民意である。したがって、特定の民意のみを結びつけて主張されることは間違っている。

協働によるまちづくり条例では「市民及び市が、目的を共有し、夫々の役割を認め合いながら連携し、市民及び市が地域の課題を解決し、心豊かで活力に満ちた地域社会を実現する為に活動する」と定義されています。

5-4.
入曽駅周辺整備事業は、本条例対象にふさわしい事業と考えますが、議員の皆さんのお考えをお聞かせください。<選択式(はい/いいえ)-その理由:記述式>

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田中寿夫はい。
条例に沿って進められていません。
 協働によるまちづくり条例の目的である「目的を共有し、各々の役割を認め合いながら連携し」と定めているが、市が一方的に市に都合の良い形で計画を策定し、説明会で住民と十分議論したようなアリバイを作り、行政がやりやすい進め方であり、どこで連携したのか分からない。しかも、市議会にさえ積極的な情報開示をせず、事業計画の財源措置も不明なまま強引に進めてきている。これを「良し」とするならばきわめて住みにくい、住民に過度の負担がかかり住みにくいまちとなっていくのは明らかである。
衣川千代子はい・協働というのは、この事業では、市民の意見や要望を広く聞いて進めるべきだったと思います。説明会も、途中予算が「37億になりそうだがどうか」など、そのたびにやるべきだった。今後もです
大沢えみ子どちらともいえない・この設問も「どちらともいえない」と回答させて頂きます。協働によるまちづくりには様々な形があると考えますが、前提として、少なくとも「目的が共有され、同じ方向を向いて事業を達成しよう」との合意がなければなりません。(例:認知症予防のための高齢者の居場所づくり、街の活性化のためのイベント企画など)入曽駅周辺整備事業においても、目的が共有できるならば、協働事業として実施できる部分もあろうかと思いますが、現時点では目的そのものに相違があると考えています。
猪股嘉直はい本来的には、「協同によるまちづくり条例」にふさわしい事業だが、市の進め方が「条例」の中身とはかけ離れたやり方になっている。事業の開始から住民の声を聴き、住民組織のようなものを立ち上げて、一緒にまちづくりを考える。所沢市の西所沢駅周辺の事業は、住民と市と西武鉄道がよーく話し合い事業を進めていることに感動する。
会派としての回答:公明
(綿貫伸子・広山清志・加賀谷勉・齋藤誠)
いいえ入曽駅周辺整備事業は、建設(ハード 事業で、専門性が必要です。
「協働によるまちづくり条例」は、市民生活に直結した課題に取り組むことにより一層効果を発揮するものと考えます。
会派としての回答:はつらつ創造
(金子広和・西塚和音・大島政教・中村正義)
会派としての回答:改進
(三浦和也・笹本英輔・福田正・太田博希)
質問が不適切である。協働によるまちづくり条例と入曽駅周辺整備事業を強引に結びつけようと
する質問者の考え方は間違っており、質問が不適切である。

5-5.
議員の皆様が本条例適用に積極的に行動されなかった理由を教えて頂ければ幸いです。<記述式>

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田中寿夫5-5については回答なし。
衣川千代子・市民と市が目的を共有し連携していく。目的が共有されていないため即適応できるものと思えない
大沢えみ子・5-4の回答とも重複しますが、これまでの会の皆様が実施してくださった公開質問状の回答等から、市(市長)の目的は「事業の早期実施」と推察しています。今やらないともうできない、市が全額負担するのでとにかく事業をやらせてくれとして鉄道事業と覚書を交わし、自治会説明会で強引に賛否を取って、「8割賛成」の根拠を作る、という形に見えます。市民の目的(要望)はまずは「安全対策」であると考えますし、個人的には必要度と予算規模からして現計画には疑問があり、目的の共有に至っていない段階では協働で進める状況にはないと判断しています。
猪股嘉直私の力不足として反省しています。
その分、一般質問で再三に渡り取り上げ、住民参加を求めています。
会派としての回答:公明
(綿貫伸子・広山清志・加賀谷勉・齋藤誠)
何をもって「議員の皆様が本 条例適用に積極的に行動されなかった」と判断するのか、わかりませんので回答することはできません。
会派としての回答:はつらつ創造
(金子広和・西塚和音・大島政教・中村正義)
会派としての回答:改進
(三浦和也・笹本英輔・福田正・太田博希)
協働によるまちづくり条例と入曽駅周辺整備事業を強引に結びつけようとする質問者の考え方は間違っており、質問が不適切である。